歯医者のセカンドオピニオン
2020年6月30日
セカンドオピニオンとは?
現在通院されている歯医者さん以外の歯科医院の歯医者さんに新たに診断を依頼・相談することです。
どんな方が受けられるのか?
今は、セカンドオピニオンを受けられるのが一般的になってきています。
セカンドオピニオンの良くあるケースをご紹介します。
・診断の結果が不安なので、再診断してほしい。
・抜歯しないと行けないと言われたが、自分の歯を残したい。
・神経の治療をしたけど、痛みが取れないことがあるのか
・銀歯の下に虫歯ができていると診断されたが、銀歯を外さないといけないのか。
・インプラントにするかどうか迷っている。
セカンドオピニオンのメリット
大まかに3つのメリットがあります。
1.他の歯科医の意見を聞けるので、客観的な意見をすることができる。
2.既存の治療に関するメリットとデメリットを冷静に説明してもらえる。(納得して治療することができる。)
3.誤診のリスクを減らすことができるので、自分に合った治療を受けることができる。
治療方法の選択肢が増えるということが、大きなメリットです。選択肢が増えると納得して治療に入れるため、安心感があります。
セカンドオピニオンのデメリット
どうしても、治療方針が医院ごとに違うことがあるため、説明されることが異なることがあります。そのため、治療の選択肢が増えるとことで、迷うことがあります。そのため、セカンドオピニオンは一つの意見として考えていただく必要があります。
やり方
セカンドオピニオンを受ける際には、予めセカンドオピニオンということを伝えておいたほうがスムーズです。もし、可能であれば、現在通院されている医院の紹介状やレントゲンをもらってきていただけると幸いです。
ない場合、もしくは鮮明さがない場合には再度レントゲンを撮らせていただき、説明をさせていただきます。
患者さんの中で何を聞きたいか、具体的にしておくと説明を受けていただく際に、治療方法を判断する材料になります。
セカンドオピニオンの失敗例
セカンドオピニオンを受けたにもかかわらず、自分の不安や、気になっていることを聞けずに、そのまま帰るのは本当にもったいないです。
歯を残したいのに抜歯だと言われたや、インプラントを勧められたが不安で納得できないなど、思ったことをぶつけることが重要です。
セカンドオピニオンの重要性
歯科医院でもそうですが、セカンドオピニオンを受けることは患者さんの権利です。
患者さん自身が治療の流れに不安を感じているのなら、迷わずいくべきだと思います。歯科医師も、納得した上で治療を受けてもらうことで、患者さんの不安がなくなっていただくことが重要だと考えております。言い出しにくいことはあると思いますが、ぜひ気になっていること、不安なことなどを聞いてください。