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虫歯の予防について

虫歯の原因

虫歯とは歯垢の中にいる虫歯菌が酸を出して歯を溶かすことで起きる病気です。虫歯菌は歯を溶かす酸をつくる力の強い菌が多かったり、菌自体の量が多いと虫歯になりやすくなります。
従来は、歯周病が歯を失う原因として注目されていましたが、近年では、虫歯によって歯を失う人が全体の4割にのぼります。
虫歯を放置していると、歯痛や噛み合わせの悪化によって、食欲不振や消化不良や肩こりなど、生活に支障をきたすことがあります。

虫歯予防の3つのポイント

虫歯予防のポイントは、3つあります。1つ目に正しい歯磨きをする、2つ目に歯を強化する、3つ目に糖分の摂取時間という3つです。このポイントに気をつけると、虫歯になり難くなります。

虫歯になりやすい場所

虫歯になりやすいのは、歯と歯の間、歯の根元、詰め物と歯の隙間の3箇所がなりやすいです。
特に中高年になると、加齢による歯茎の後退から、露出した歯の根元に歯垢が付着し、虫歯になりやすくなります。
詰め物と歯の間は、治療の後に詰め物と自分の歯が擦れたり、あたったりすることで、目に見えない隙間ができ、その中に細菌が入り込んで繁殖することで、虫歯になる場合があります。

歯磨きのタイミング

歯磨きは食後30分以降に行うのが効果的です。食事中は食べ物を溶かそうと口の中が酸性になっているため、すぐに磨いてしまうと、歯の表面が少し弱くなっているため、傷ができやすく、その傷の中に菌が入り込んでしまう可能性があるからです。歯の中にいる菌に栄養が渡る前に磨いてしまえば、酸を作られないので虫歯になり難くなります。
また、寝る前の歯磨きが重要です。寝ている間は唾液に分泌量が下がるので、菌が唾液で流れにくくなり、菌が繁殖しやすい状況になります。寝る前のは磨きには長めに時間をかけて磨くことをおすすめします。

歯磨きのコツ

それぞれの歯の歯磨きのコツは以下のように磨くことをおすすめします。
・前歯
前歯は歯ブラシを縦に使って、1本ずつ磨きます。歯の裏側も忘れずに歯ブラシのかかと部分を使って磨きます。

・歯の根元
強くはこすらず、歯と歯茎の間に毛先を入れるようにして、マッサージするように磨くのがコツです。

・奥歯
奥歯は特に歯ブラシが届きにくい場所なので、磨いていてもブラシが十分に届いていない場合があります。コツは歯ブラシの先端を使って、かき出すように磨きましょう。

・歯の内側
歯の内側は、歯ブラシが届きにくいのでついつい歯の先のほうだけを磨きがちです。歯ブラシを少し経てるように斜めにしながら歯と歯茎の境の部分に毛先を入れて磨くように意識しましょう。

・歯と歯の間
歯歯の間は、歯ブラシだけではなかなか届きにくいところになるため、隙間が大きい箇所は歯間ブラシ、隙間の少ない箇所はフロス(糸ようじ)を使用していただくことで効率的に磨くことができます。

歯ブラシ以外の道具

人によって歯並びなどの状況から、どうしても歯ブラシが届きにくい場合があります。無理に歯ブラシだけで磨こうとすると、歯ブラシの先が開いて使い物にならなくなることもあるので、歯間ブラシやフロスなどの歯ブラシ以外の器具も効果的に使うのが有効です。

歯磨きを怠ると

歯垢が付着した部分を長い間放置していると、歯石になります。歯垢とは違い歯石は自分では除去できません。歯の間や根本部分にくすんだ白い箇所がある場合は歯石が溜まっている可能性があるので、歯医者さんで除去してもらうのが良いです。