知覚過敏とは
2016年8月20日
歯に虫歯がなくても「知覚過敏」で歯がしみる!
今まで何もなかったのに冷たいもの飲んだからたまにキーンとした
痛みが出るけど、しばらくしたら落ち着く
という症状を感じたことはありませんか?
夏場はどうしても汗をかくので
冷たい飲み物、食べ物を摂取する機会が多く
症状を訴える方が増えています。
冷たいものだけでなく、酸味のものであったり
歯ブラシが当たるだけでも痛みがでてしまいます。
歯の構造として
エナメル質という非常に固い素材で表面覆われているため
は刺激が本来伝わらないようになっています。
さらに歯ぐきのところからはセメント質(上の図には書いてありません)
というものが根の先のほうに向かって覆われています。
こちらは非常にやわらかく、象牙質とともに目に見えない小さい穴が
あるため、刺激が非常に伝わりやすい部分となっています。
かみ合わせの影響(歯ぎしりや経年劣化)や
歯ブラシの当て方(力を入れて磨きすぎ)などにより
エナメル質とセメント質の境がかけてしまっていたり
歯ぐきの退縮により下がってしまうことで
根に刺激が伝わりやすくなってしまった結果
知覚過敏という症状が起きます。
では刺激を伝わらなくするためにはどうするか?
まずは自分でできる範囲
1.丁寧に歯磨きをする
力を入れて磨くことで表面がかけやすくなりますので
できるだけやさしく、細かい動きで何度も
磨いてみてください
2.知覚過敏用の歯磨き粉をつけて磨く
低研磨もしくは無研磨剤のものを選んでください。
歯を白くするや、塩と書いてあるものは表面を荒れさせる
可能性が高いので使わないように注意です!
この2つを試してみてください。
落ち着いてきてもしばらくは知覚過敏用のものを使用してもらい
症状を安定させてください。
これでも症状が落ち着かない場合
歯科で行う範囲
1.表面をコーティング(レーザーを当てる)
刺激が伝わらないように穴を閉じさせるために
行う処置
2.表面を少し削り詰め物をする
1で効かない場合は詰め物をして刺激を遮断
3.痛みが強い場合は神経をとる
2まで行っても痛みがまったくとれない場合
どうしてもという場合のみ神経を取ります
下にいくにつれ、重症度も増していってるため、できれば上のセルフケアで
行える範囲でとどめれるのが理想だと思います。
あなたも気づいてないだけでもしかしたら予備群の可能性もありますので
こういう症状が起きてきたら早めに病院に行くことをお勧めします!
ちなみに熱いものでしみるという症状が出てる場合は
知覚過敏ではない可能性が高いため
その症状がある方はすぐに病院にいってくださいね!
ひどくなると寝れなくなってしまう恐れがあります。