歯ぎしり
2016年7月23日
歯ぎしりしてませんか??と歯科に通われてて言われたことはありませんか?
すいません、久しぶりの更新になってしまいました。
口腔内を診ていく上で
・歯の表面に亀裂が入っている
・下の内面に骨が出っ張ってる
・歯の咬合面(咬むところ)が磨り減ってる
というのを見ることがあります。
原因として今一番有力なのはストレスを解消するためという説ですが
職業柄の方であったり、噛む力が強かったりと
原因自体はいろいろ考えられるもので
治し方というのが一律ではないため
よく診ていかないといけないものですが
歯の接触が多いということは共通しているところだと思います。
上下の歯同士で接触する時間を減らしてあげることで
・筋肉の緊張を開放し、疲労の軽減
・顎関節の負担の軽減
・その他不定愁訴(原因が特定しにくい状態)を取り除く可能性
があります。
そのため、よく用いられる治療方法として
マウスピースを作るという方法がとられます。
(左が柔らかいタイプ 右が固いタイプのもの)
柔らかいタイプと固いタイプの2種類を用いるのですが
柔らかいタイプ
・メリット
噛んでも割れることがないため、磨り減りにくい
・デメリット
厚みがあって違和感が大きい
固いタイプ
・メリット
薄く作れるため、違和感が少なく、見た目もクリアのため
装着してても審美的に問題はない
・デメリット
咬合が強いと割れやすい
使い分けとして噛む力が強い方には柔らかめを勧めて
横にぎりぎりする方には固めを勧めていますが
どうしても厚みがあると違和感がある方には
固いタイプを使用してもらっています。
保険適用で作れるため、費用としては大体5000円ぐらいになります。
朝起きて顎が疲れる、肩こりがひどい、家族の方に歯ぎしりをしていると
指摘を受けた方は一度ご相談ください。