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肥満と睡眠不足

この30年世界中で肥満の人の割合は急速に増えています。

一方で睡眠時間は減っており、肥満と睡眠不足の関係についての

研究が行われるようになりました。

その研究の結果、肥満度は7-8時間眠る人が最も低く、

それより睡眠時間が長くても短くても肥満度は高まります。

 

5時間睡眠  ・・・肥満率50%up

4時間睡眠以下・・・肥満率73%up

 

なぜ睡眠時間が短いと肥満になりやすい?

これはホルモンが関係しています。

「レプチン」と「グレリン」というホルモンが関係しており

このバランスが崩れてしまうためと言われています。

レプチン・・・脂肪細胞が分泌するホルモンで、食欲を抑えてくれる

グレリン・・・胃で作られるホルモンで、食欲を増進させる

睡眠時間が短いと満福ホルモンのレプチンが減り、空腹ホルモンの

グレリンが増えてしまいます。

さらにグレリンが増えると高脂肪食や高カロリー食を好むようになります。

睡眠不足は食欲を調整する脳の働きを狂わせ、炭水化物や

資質の食べすぎを引き起こすことがわかっております。

 

では睡眠不足は歯科とどう関係あるか?

寝不足だと、十分に疲れが取れていないため、普段よりも

歯を食いしばったり、歯ぎしりをしたりするリスクが増えていきます。

そういった日が続いてしまうと、歯が浮いてきたという感覚に襲われたり

知覚過敏が発症してしまったりと、ダメージがどんどん蓄積されていきます。

噛みしめがなければ大丈夫というわけではなく、上下の歯が接触しているだけの

状態でも歯にとっての負担が大きくなってしまいます。

肩こりに関しても関連があると言われているため、もしかしたら

原因として、噛みしめからくる肩こりという方もみえるかもしれません。

 

このように疲れをとり、身体を回復させる睡眠には私たちが想像する以上に

重要な働きがあるということが明らかになってきています。

健康で健やかな毎日を過ごすために、もう一度毎日の

睡眠を見直してみてはいかがでしょうか?