保険治療と自費治療
2017年10月22日
歯の治療で使われる素材と特徴
最近、頻繁に聞かれるようになった「自費治療」
歯科医院を受信した際に、問診票に自費治療希望のチェックがあったり、保険適用の治療を希望するか聞かれたりすることも増えてきました。
そこで、保険治療で出来ること・出来ないこと、自費治療で出来ること・出来ないことをお伝えします。
保険治療と自費治療の違いについて
保険治療と自費治療の大きな違いは2つあります。
保険治療の目的は、機能回復です。 虫歯の治療など基本的な口腔内機能を回復することが出来ます。
自費治療の目的は、より高度な機能回復です。 美しさ、快適さ、予防を含め最先端の技術を使い治療を行います。
例えば、虫歯の治療の場合、保険治療の場合、金銀パラジウム合金と言われる合金が使われます。いわゆる銀歯と呼ばれるものです。 一方、自費治療の場合、様々な素材の物がありますが、例えばセラミックを選んだ場合、美しい白い歯を再現出来ます。
保険治療で使われる素材
金属系
金銀パラジウム:金12%、銀50%、パラジウム20%、銅16%など。保険治療で使われる一般的な銀歯
アマルガム合金:銀、錫、亜鉛、銅、水銀の合金。以前よく使われていた銀歯
プラスチック系
レジン:白い合成樹脂、加工しやすく安価ですが変色や着色しやすい。保険治療で銀歯以外を選ぶ時に利用されることが多いです。
硬質レジン:前歯などで利用される硬質のレジン。変色、摩耗するため審美性があまり高くない。
自費治療で使われる素材
金属
金合金:純度が50%以上の金にパラジウムを混ぜたもので金色。強度はあるが柔らかく、噛み合う相手の歯や歯周組織にも優しい
白金加工:金合金にプラチナを加えたもので色は銀色に近い金合金より硬い
チタン:軽くて生体親和性の高い金属、インプラントなどに利用されます
セラミック
セラミック:陶器のような白い歯科用陶材。歯の色の再現性に優れており、見た目が美しく変色しにくい。硬いが、強い衝撃で折れることがある。
ジルコニア:ダイアモンド代替品として利用され、強度に強い。色は白色で透明感は欠ける
一部保険治療で使われる素材
ハイブリッドレジン:硬質レンジに強度と美しさを加えた複合材料。葉に近い白色で、セラミックスほど硬さや脆さがなく、歯に優しい。若干変色する
あなたに最適な治療をご提案します。
保険治療で選べる範囲で出来るだけ美しい歯を選びたい人、自費治療でより美しい歯を選びたい人、より強度の高い歯を選びたい人、あなたのお悩みを一度お聞かせください。