タバコ
2016年11月30日
タバコについて
路上喫煙禁止条例というものが2002年に制定されてから
喫煙に関してはかなり厳しいものになってきています。
しかし、法律ではなく、条例ですのでタバコを無くすことは無理ですし
取り締まることも限定的なものになっています。
日本のタバコのパッケージはシンプルなものがほとんどで
害毒性については細かい字で書いてあることがほとんどですが
海外のタバコのパッケージは絵を載せており
ここで載せるのがためらうほどのインパクトのあるものが
多いです。
タバコの何が悪い?
病気のリスク、ふけ顔になるなどいろいろ言われていますが、そこは
今回省かせていただき、歯科に関係のあるお話をしていきます。
まず、喫煙者に多いのが着色!下の図でわかるように
喫煙者のほとんどは歯に色がついてしまい、見た目上かなり汚れて見えます。
もちろん歯だけではなく、歯ぐきのところにも色は沈着していくため
全体的に暗い印象を与えてしまうことがほとんどです。
そして、ここからが本題の
歯周病
に関連するお話です。
まず喫煙者に多く見られる症状が炎症が少ないということが上げられます。
理由はなぜか?それを説明するにはまず下の図で説明していきます。
左側が健康的な人の血管で、右側が喫煙者の血管だと思って見てください。
よく見ると血管の大きさが違うのがわかりますか?
タバコは血管を収縮させるため、見た目上は健康的に見える歯ぐきの中の血管も
老廃物が出ることができず、悪くなってしまうのです。
そのため、歯周病になっていたとしても気づかず、そのまま時が過ぎてしまい、
気づいたときにはかなり進行していることがほとんどだと思います。
今の時代、虫歯で歯がなくなるということはすくなくなっていき、歯周病が進んで
歯がなくなるという流れになってきています。
タバコをやめる!というのは簡単かもしれませんが、実際にやめるとなると
本人の努力なしには続くことはなりません。
歯科でも禁煙外来というのを行っていますし、医科のほうでもやっていますので
一度決心をしていかれてみてはどうでしょうか?