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削る?

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歯を削るタイミングは??

 

今回は虫歯とその治療の流れについて
少し詳しい内容で書いていきたいと思います。

 

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この状態はまだ初期症状に近く

歯磨きとフッ化物を取り込んでいければ治る可能性があるため

まだ削らないという判断をすることが多いです。

 

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この段階では虫歯の進行が始まっているため、治療を開始することが多いです。

痛みの自覚症状がないため、定期的に診ていないと発見が遅れることがあります。
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この段階まできてしまうと”染みる”という感覚が出始めてきます。
エナメル質はかなり固いため、虫歯の進行はゆっくり進んでいきますが
象牙質は軟らかいため、虫歯は一気に広がっていきます。
そのため、削る量も相対的に増えていってしまいます。
自覚症状として冷たいもの、甘いものが染みる
という訴えが多いです。
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神経まで虫歯がとどいてしまっているため、ここからは

神経をとる治療に変わっていきます。

自覚症状として

  • 何もしていなくても痛い
  • 冷たいもの、熱いものが染みる
  • 穴が大きく開いていて、食べ物が詰まる

というものが挙げられます。
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これは神経の治療を行った後、数年ないし数十年後に

根の先に膿がたまってしまう状態、もしくは上の状態で

治療せずに放置してしまった場合に起こるものになります。

この状態までいくと歯を残せるのか、割れてないのかなど

治療の内容としては難しくなっていきます。

もちろん、適正な治療をしていけば治る可能性は高いですが

悪くなってしまうこともあり得ます。

 

虫歯の治療は必要なことですが、一度治したらもう
虫歯にならないと思われる方がいます。

 

もちろん医院としてはそれが一番であり
健康な状態でずっといってほしいと思っております。

 

しかし、経年的な劣化による補綴物(被せ物)の脱離や
目に見えない隙間からの虫歯の進行による
二次カリエスと呼ばれるものが作られてしまい
どんどん被せ物が大きくなっていき、歯の寿命を
縮めていく結果となっていきます。

 

当たり前のことだと思われるかもしれませんが
 

虫歯を作らない

 

これに尽きると思います。

そのためには自己判断せず、気になることがあれば

お早めに歯科のほうへ受診されることをお勧めします。