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入れ歯のお話

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歯のなくなったものを補うものとして使われるものとして

・義歯(入れ歯)

・ブリッジ(歯のない両隣の歯にかぶせ物をして補う)

・インプラント

という方法がありますが

今回は義歯のお話をしようと思います。

 

ちょっと余談になりますが、入れ歯の歴史ってご存知ですか?

現存している日本最古の入れ歯は1538年74歳で亡くなられた

仏姫(中岡テイ)という尼層が使われていた木製の義歯になります。

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黄楊(つげ)という木から彫って作られているため

歯と歯肉の境界もなく、一体型のものになっています。

これを作るのは相当大変だと思いますが、今の形とそんなに

変わらないのだなと感心させられます。

 

そこから月日は流れ、現在使用されている義歯が

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(左半分が金属床義歯、右半分が保険で使われる全部床義歯)

img_0054

(左がマグネット義歯、右が保険で作る部分床義歯)

というようにだいぶ歯肉の色に近い材料と

歯の色も白くなっています。

 

保険でできる範囲ではレジンといわれるプラスチックの材料で

歯肉の部分を作り、歯の部分も硬質レジンといわれるより硬い

プラスチックのもので作っていきます。

 

自費にはなってしまいますが金属を用いたものを使用することで

薄く、強度のある義歯を作ることもできます。

img_0055

上の写真では少しわかりにくいかもしれませんが

大体2分の1ぐらいの厚みになっています。

 

口の中に異物がはいるため、どうしても違和感が出やすいので

薄いほうが感覚として良いとされています。

 

作製期間としてはどちらも約1ヶ月(週1回の来院計4回)ぐらいが

目安になってきます。その間、歯がないという不自由をおかけします。

 

できれば歯が抜けず、自分の歯で過ごしていただきたいのですが

必要であればご自身にあったもので咬む機能を少しでも

回復させていければと思っております。